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混み合ったコンパの席で友人と話をしているとき、耳に入ってくるのは友人の声だけではない。周囲で交わされる会話や食器のぶつかる音があり、BGMさえ流れている。そんな喧噪(けんそう)の中でも、友人の話に耳を傾け、その内容を理解することが可能である…
遠くから自分の社会を見る、という経験のいちばん直接的な形は、異国(注1)で日本のニュースを見る、という機会です。ある朝、小さい雑貨店の前の石段に腰を下ろして「午前」のバスを待っていると、新聞売りの男の子がきて「日本のことが出ているよ!」とい…
ある夜、ジャズのライブで女性シンガー(注1)が面白いことをいいました。 彼女には中学生の息子がいます。親子関係は悪くはない。「ふつう」ということです。しかしその「ふつう」の親子関係でも、最近では息子が母親に平気で、「このタコ(注2)」などと…
はじめて日本で、日本語で研究発表をしたときのことです。どういう問題を扱うかを説明して、文例資料を検討しつつ、まだ知られていない言語の規則を明瞭に定式化し結論を述べました。わたしとしては発表を終えたつもりでしたが、そこにいた①出席者からはなん…
今までは、どちらかというと、どんな心持ちで勉強や仕事をしていったほうが幸せだろうかという視点で考えてきましたけれど、そうではなくて、社会の制度のあり方として、どんなものがよいだろうかという点を考えてみます。ひとつの提案は、もう少し進学のプロ…
同じ温度なのに暖かく感じたり、すごく冷たく感じたりすることが、日常の生活の中にもよくあります。ただ、①あまり意識していないだけなのです。たとえば、部屋の気温が20°Cだとします。暑くも寒くもなく、ちょうどいい温度です。ところが、20°Cの水…
間接的にでも政治的な活動をしている若者が増えているという。彼らはどんな動機で政治活動を始めたのだろうか。たずねてみると、「ほかの人と関わりを持ちたいから」という答えがよく返ってくる。人との関わりを求めて政治活動をするのか、と一瞬驚いたが、考…
以前、猫の雑誌で読者の人の投稿(注1)を読んではっとさせられた(注2)ことがある。子育てが一段落したという投稿者の女性は、日々猫に癒されている(注3)そうなのだが、猫がごはんを食べたりしただけで「たくさん食べて偉いね」などと褒めちぎっている…
きのうの夜はおそくまでしごとをしました。とてもつかれました。しごとのあと電車で帰りました。家の近くの駅で電車をおりました。外は雨でしたが、わたしはかさがありませんでした。とてもこまりました。駅の人がわたしを見て、「あのはこの中のかさを使って…
今年の夏、わたしは家族で山の中にある①ホテルに泊まりました。 駅からホテルの近くのバス停まで、バスで2時間以上かかりました。バス停からホテルまでは、細い道を30分近く歩きました。ホテルは小さくて古かったですが、中はとてもきれいでした。ホテル…
日本では、1960年ごろから町に道路やビルが次々につくられ、公園や(注)空き地が少しずつ削られてきた。このような町の変化によって、屋外で子どもの遊ぶ場所が減少した。そして、子どもの遊び方も変化してきた。昔は子どもは外で遊ぶことが多かったが、…
わたしは、家の近くを毎日散歩していますが、今日はいつもと違う道を歩いてみました。 ぶらぶら歩いていると、どこからか花のいいにおいがしてきました。知っている香りなのに、それがどんな花なのか思い出せませんでした。でも、そのとき自然に、昔住んでい…