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78 passages

N1Medium passage

多くの人は、個性の持ち主にあこがれて、できれば見習いたいものだと思いながら、実は一方で「人並み」であることをひそかに求めてもいる。「ひと」からはずれていたり、遅れていたりすることは、彼らを極度に不安にする。「同じ」思いを抱いていたことを発見

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N1Medium passage

大方の予想に反して、科学が飛躍的な成果をもたらす現場では、誰もが実生活のなかで体験する新鮮な驚きや、たわいのない(注1)思いつきの類いがその起点となっている。むしろ、科学の画期的な発明発見ほど、かぎりなく日常的で具体的なものごとがもとになっ

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N1Medium passage

十年絵を描いてきて、最近になってようやく筆の止めどころがわかってきたかな、と思います。描きすぎずに筆を置くコツが少しずつわかってきた。 最初のうちは、筆が多くなるものなんです。描きたいという気持ちが強いだけに、まだ足りない、まだ足りないとい

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N1Medium passage

ぼくらは、自由という言葉にある重さを感じる。自由と勝手とは似て非なるもので、自由を与えられると、その尊さ故にどう扱っていいかと緊張するのである。そのように教えられたわけではないのだが、その解釈する感性が少なくとも備わっていたということだろう

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N1Medium passage

現状維持でいい。そう思った途端、進歩は止まる。外の世界では、絶え間ない進化と発展が続いている。何もせずに同じところにとどまっているのは、じつは最大のリスクなのである。 この国にもう、安全、安心、安定はない。自分は人生をどうしたいのか、会

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N1Medium passage

市場の製品のほとんどに何らかのマークが付いています。それに気づく人は少数であり、その意味を知ろうとする人は更に少数でしょう。見方によればこれは①市場の健全さの表れです。製品が満足なもので取引がスムーズなら問題は起こらないでしょう。しかし、中

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N1Medium passage

多くの大人は、子供よりも先に生きているから、自分の方が人生を知っていると思っている。しかしこれはウソである。彼らが知っているのは「生活」であって、決して「人生」ではない。生活の仕方、いかに生活するかを知っているのを、人生を知っていることだと

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N1Medium passage

自分の泣いているときの表情や、笑ったときの表情をまともに見たことのある人は、まずない。 写真やビデオになれば、自然な笑いがおさめられることもあるかもしれないが、そこに映っているのは過去のそれであって、いま内側から生きている感情と重なり合うも

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N1Medium passage

不安は、正体がつかみきれないときほど膨らんでいく。長く引きずる。人間だれでも、自分に都合の悪いこと、恐ろしいことは考えたくない。そういう心理が働くから、無意識のうちに問題をあいまいにして解決を保留にする。そうして結局、いつまでも不安をダラダ

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N1Medium passage

人類は、「都市」という空間をつくったときに、それまでの部族的(注1)、あるいは村落的な社会空間とは本質的に異なる社会空間を経験した。村落においては人々は、共に生き、共に死んでいくものとして、互のこと、そのまた親の世代のこと、祖先のことまで熟

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N1Medium passage

中学生や高校生の頃、歴史の時間が退屈だった。 (中略) そんな私が四十歳の頃から歴史に興味を持ち始めた。何かを調べるとその辺りに知識の島ができ、別のことを調べるとまた別の島ができる。そのうちに孤立していたはずの二つの島が橋でつながる。「こう

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N1Medium passage

私たちは、日々、大量の情報を処理しなければならない現代において、本もまた、「できるだけ速く、たくさん読まなければいけない」という一種の強迫(注1)観念にとらわれている。「速読コンプレックス」と言い換えてもいいかもしれない。しかも、楽をしてそ

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